現役大学職員さのMIX's CAFE

100人以上の教育業界・大学職員志望のOB訪問を受けた現役大学職員による、まるでカフェでOB訪問しているようにお話するブログです。

1分で分かるSD(スタッフ・ディベロップメント)~SDの背景と具体例~

こんにちは、さのMIXです。

大学職員を目指すなら押さえておきたいキーワードの紹介です。

 

SDについてです。

意味は一瞬で分かるので安心してください。

 

でも、SDの背景はご存知でしょうか?具体例は?

 

SDの背景には大学業界を知る大切な動きがあるため、少し踏み込んで

SDがキーワードになっている背景や具体例を簡単に紹介したいと思います。

 

ちなみに、先日紹介した「FD」と同じく、"Development"系の用語ですね。

FDが気になるかたはこちらの過去記事をご覧ください。

no-goraku.hatenablog.com

 

 

 

【SDとは】

“Staff Development”の略です。

職員の育成についての組織的な取り組みのことです。

 

主な取り組みとしては以下です。

・職員のスキルUPのために研修を用意する

・他の大学と一緒に研修を行い

・職員が自発的に勉強会を行う(組織はそれを支援する)

 

 

【理解のポイント】

“Staff Development”という言葉の通り、「スタッフの発達」というイメージですね。まず、このイメージを持っておきましょう。

 

ではなぜ、SDがキーワードなのでしょうか?

 

それは、大学業界が改革・再編の時期にあるからです。世界大学ランキングにおける日本の大学のランクの低下など、日本の大学が世界から評価されなくなってきています。国が「指定国立大学法人」を設けるなど、文部科学省主導で大学が、教育が大きく変わろうとしている転換期となっています。SDが大切になってきているのは、以上のような理由があるんですね。この理由をおさえておくと、面接のときに話に深みが出ると思います。

 

大学間を超えたSD活動も活発化しています。

 

例えば、全国83の国立大学が参加している「コクダイパン会議」では、全国の国立大学職員が合同で勉強会を行っています。

kokudaipan.info

 

 

また、四国の「SPOD」は、四国の国公私立大学や専門職大学や短期大学、さらに高等専門学校が合同で勉強会を行っています。

www.spod.ehime-u.ac.jp

 

 

SDが今後ますます重要になることは間違いないので、

今回紹介したものなどを例に挙げて、

面接で意欲を見せれば好印象を残せるかもしれませんね!