1分で分かるLC(ラーニング・コモンズ)~地味?なキーワードの背景には「アノ大物」が控えていた~
【2022年8月8日更新】
こんにちは、さのMIXです。
地味~なキーワード、
LC(ラーニング・コモンズ)について1分程度で紹介します。
1.LC(ラーニング・コモンズ)とは
LCとは"Learning commons"の略です。
学生・教員・職員が自主学習するスペースのことです。
多くのラーニング・コモンズは図書館の近くにあり、
・インターネットにつながるPC
・ホワイトボードなどグループ学習用の設備
が整っています。
学生・教員・職員は、オープンな環境の中でディスカッションを行うことができます。
2.理解のポイント
一見、ただのグループ学習スペース。
なーんか印象が薄いラーニング・コモンズ。
さすがに東京大学のラーニング・コモンズは、
出典:KALS :: Home
なかなかイケてますね!
まぁでもやっぱり、ラーニング・コモンズってなんか地味だなあ。。
テスト範囲だったら覚えなくていい系のワードというか。
でも、近年ラーニング・コモンズが増えている背景には、
大学の動きと深いつながりがあるのです!
コアとなる動きだけ紹介しますので、目的と背景をセットで頭に入れちゃいましょう♪
2-1.ラーニング・コモンズの目的は「知」を共有すること
ラーニング・コモンズはお察しの通り、ただのグループ学習できるスペースです。
ええ、ええ。たいしたことないスペースです。
では、ラーニング・コモンズの目的は何でしょうか?
これが大切なんです。
何でしょうか?
スペースに目的なんてあるの?なんて思わないでください。
電車で、座る場所に小さな区切りがありますよね。
アレのおかげで、みんな電車では整然と並んで座れるわけです。
無意識に。
たまに、なぜか区切りが見えていない人もいるようですけど。笑
同じく、ラーニング・コモンズも自然と何かを促したいわけです。
それは「『知』の共有」です。
学生・教員・職員がディスカッションなりを行えるスペースということは、『知』の共有を促せるということです。
ラーニング・コモンズがあるから、
「あ、じゃあラーニング・コモンズで少し話そうか!」
となるわけですね!
2-2.背景にはアノ教育大改革のキーワードが
ラーニング・コモンズの目的は「『知』の共有」でした。
では、なぜ「『知』の共有」を行う必要があるのでしょうか?
ヒントは、先ほど紹介した東京大学のラーニング・コモンズ の名称にあります。
Komaba Active Learning Studioです。
当ブログの記事をずっと読んでくださっているかたはもうお分かりだと思います。笑
「アクティブ・ラーニング」です。つながりましたね!
「アクティブ・ラーニング」について詳しくは、
を読んでいただければ^^
日本の教育はアクティブ・ラーニング、
つまり「参加者を中心とした能動的な学習」に大きく舵を切ろうとしています。
ラーニング・コモンズもその動きの一環だと覚えておけば、頭に入りやすいと思いますよ♪