現役大学職員さのMIX's CAFE

100人以上の教育業界・大学職員志望のOB訪問を受けた現役大学職員による、まるでカフェでOB訪問しているようにお話するブログです。

大学職員のデメリットを思いつく限り挙げてみた

大学職員のデメリット

【2022年8月7日更新】

ブログをご覧いただきありがとうございます、現役大学職員のさのMIXです。

 

今回は大学職員のデメリットを思いつく限り挙げていきます。

※個人の主観を含みます。 状況は大学や部署により異なります。

 

私が思う大学職員のブラックな部分をすべて書きます。

 

 

 

1.今後は給料が下がる可能性がある

大学業界は斜陽産業です。

少子化に伴い、海外から留学生を獲得できる一部のトップ大学を除き、私立大学・国公立大学問わず全体としては衰退していく見込みです。「大学がなくなる」までいくことは稀かもしれませんが、給料が下がったり事務職員の首が切られることは十分ありえると思います。

また、給料の額に関して。業務量的に残業が少ないので、民間企業で残業だらけで、かつ残業代が出ていたのであれば、給料はガクッと下がるかと思います。

 

2.年功序列である

年齢(勤務年数)が全てです。

前職の民間企業では昇進スピードに大きく差がありました。努力次第で、若いうちに一旗揚げることも可能です。しかし、大学職員は年功序列です。あなたがいくら優秀で成果を上げても、昇進スピードには限りがあります。若くして上り詰めたい人にはあまり向いていない職業だと思います。

 

3.難しい仕事をする機会が少ない

決まった事務業務がほとんどです。

営業や企画など、あなたの考えで成果が左右される仕事は少ないです。また、民間であれば頻繁にプロジェクトが立ち上がり、チームで仕事を進めていく機会が多いですが、そのような業務も少ないです。

大学職員から転職したくなったとき、営業や企画、またチームで仕事を進める経験を積んでいないと転職できる職業の幅が狭くなる可能性があります。

 

4.時期により業務量に差がある

忙しさに波があります。

例えば、入試系の部署。入試の時期は当然忙しくなります。オープンキャンパスなど広報活動に力を入れている大学だと、生き地獄のような忙しい日々を送る時期もあるそうです。

他ブログですが、こちらは

shachiku-festival.com

良い例だと思います。

 

5.閉じられた世界である

部署によっては、関わる人が少ないです。

主に大学生、教授、他部署の職員、取引先と接するので、社会の理不尽さやサービス提供者の気持ちを感じることが少ないように思います。

例えば、店舗スタッフだと、購入した商品が不良品で怒鳴り込んできたお客さんの対応をすることもありますよね。「商品部の責任なのになあ」とか思いながら。でも、すごく良い人もいたり。接する人々の層の振れ幅が大きいのです。様々な層の人々と接するので日々刺激を受けると思います。これをメリットととらえるかデメリットととらえるか…私は1年間ぐらいはこのような「いろんな家庭があって、いろんな人がいるんだなあ」と感じる経験を積んでおいた方が、いろんなサービスに感謝できるので貴重な経験になるなあと思います。

大学や部署によっては接する大学生、教授、他部署の職員、取引先の中にも振れ幅の大きい人はいるかもしれませんけど…。

 

 

6.変な人もいる

まぁどこでも少しはいます。

大学に長年こもっている人だと、民間企業で働いている人々と比べて感覚がずれてくる人もいる…かもしれません。でも私はあまり出会ったことがありません。

 

7.ブラックな部署もある

様々な要因が重なり、ブラックな部署もあります。

大学職員は約3年間で異動するのが一般的です。そうなると、たまに発生するのが「何も分かっていないのにマネジメント職になっちゃった人」です。こうなると、部下が上司の業務分もフォローするしかありません。誰も悪くないんですけどね。。

ちなみに、「人員総入れ替えで、部署の誰も業務が分からない」ケースもあります。笑

 

また、怠惰な人ばかりが集まってしまった部署に、真面目なあなたが配属されるケースも。そうなると、雑用から何から業務を抱えることになりブラックになることもあるでしょう。でもこれはどの会社にも言えることです。

 

おわりに

いかがでしたか?

これらのデメリットを見ても大学職員になりたいと思うのであれば、ぜひ目指してみてください!このブログも使い倒してください^^

 

▼ネット上の悪いウワサをまとめ、それに対する私の意見を書いた記事も合わせてどうぞ!

no-goraku.hatenablog.com

 

▼「大学職員のメリット」を思いつく限り挙げてみた記事はこちら!

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